メールの整理術:重要なビジネス文書を見逃さないために
2024.7.5
デジタル整理アドバイザーの皆さん、パソコン内のデータ整理は進んでいますか?
順調に進んでいます!というお声をいただく一方で、最近、「メールの整理方法」についてのご質問が増えています。
多くの方から、デジタル整理の考え方を学んだからこそ「メールのフォルダ管理はどうすればいいのか?」「分類はどのように?」「メールは残すべきか?」といったお問い合わせをいただいています。
特に、「残すか残さないか問題」。メールは業務連絡や日程調整などの一時的な情報が多いため、残さなくてもいいと考える方も少なくありません。しかし、答えは「基本的には残すべき」です。
メールには、業務連絡だけでなく、重要な契約や合意に関する情報が含まれていることがあります。これらは「公式な記録」として、法的効力を持つことも多く、「ビジネス文書」として管理する必要があります。企業によっては、会社のメールアドレスからの発信・受信メールを全て保存することを義務付けている場合もあります。
例えば、大きな取引の背景にある細かいやりとりがメールに記録されていることもあります。また、企業の不祥事がメールに記録されていたために明るみに出たケースや、逆にメールを保存していたことで過失がなかったことを証明できたケースもあります。
私自身、報酬の条件などの交渉内容が含まれていたメールを保存していたことで、契約書の報酬の記載の誤りに気付くことができた、という経験があります。
私は講座などで「私は、メールを削除しない女です」と言うことがありますが、これは冗談ではなく(スパムメールは削除しますが^^)、こうした経験から「メールを削除しない女」が生まれました。
デジタルデータの整理をお伝えしているからこそ、どのようにメールを管理するとよいかをレクチャーする講座をGmailをベースに作成しました。
【Gmailをもっと便利に!基本の操作とメール整理術】
セミナー詳細はこのメールの最後に記載していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
次回のデジタル整理アドバイザー勉強会は、7月20日(土)11:00からです。この勉強会では、皆さんの質問にお答えしつつ、Gmailを基本としたメール管理の考え方についてお話しします。
株式会社デジタル・ファイリング・ラボ
代表 福永恵