<コラムvol.1>デジタル整理アドバイザー創設者に聞いた!5つの質問|福永 恵講師

こんにちは! 
本日のコラムは、株式会社デジタル・ファイリング・ラボの代表でありデジタル整理アドバイザー®の創設者でもある、
福永恵講師に、「デジタル整理アドバイザー®の創設者に聞きたい!5つの質問」と題しまして、

デジタル整理アドバイザー®誕生の秘話や、込めた想いについてお聞きしました♪

初めて講座のことを知ったという方も、興味がある方も、
必見のコラムとなっておりますので、ぜひ最後までお読みください。

デジタル整理の理論を広めたいと思ったきっかけはなんですか?

整理収納アドバイザーの資格を通してその理論を知れば知るほど、
これは単なるものの整理だけのことではなく、デジタルデータの整理にも言えることだ、と実感するようになりました。

クローゼットやキッチンの収納を開放(見せる)というのはそれまではある意味タブー。
すなわち他人がどうしているかを知る術がなかなかなかったのですが、私がアドバイザーになった当時は、クローゼットやキッチンを見せる自宅ツアーが流行り始めた頃。「他人がどうしているか」を知ることは自分のやり方を見つける第一歩でした。

そういう意味では、パソコンも同じ。
パーソナルなコンピューターという、閉ざされた他人の空間を垣間見るチャンスは少なく、その片付け方は常に手探りでした。
 
あるプロジェクトに参加した際、私のデータの整理方法をプロジェクトに共有したところ、
「整理収納アドバイザーというのは、家の片付けだけではないんだね!」「整理能力とはとはこのことだ!」
「このデータの整理方法を我々のプロジェクトのルールにしよう!」と認めていただいたことがありました。

その時はピンときませんでしたが、ある日、整理収納アカデミア4期の募集を目にします。
そこには、「整理収納分野においてより広角な視野で社会に役立つビジネスモデルを構築できる場」とあり、自分なりの「整理収納」を活かした働き方として、デジタルデータの整理を広めていくというのは、この資格を活かした新たなビジネスモデルになる!と確信したことがきっかけとなりました。

今までしてきた仕事の中で、デジタル整理が必要だと感じたシーン、場面はありますか?

たくさんあります(笑)

一昨年、とあるご縁から、コンソーシアム事業の事務局に従事させていただいた際、各企業の独自のルールをセクションごとに採用し、なし崩しにデータ管理のルールが確定して行った場面がありました。

データの保管方法に基本的なガイドラインがないことが原因ですが、お互いに歩み寄ることで良い管理方法を採用して行って、結果的に良い運用ルールが生まれるケースと、自分ルールを崩さない姿勢から、セクション内でルールが生まれず、無秩序にデータが管理されるというケースに大きく分かれました。まさにアカデミアでデジタル整理アドバイザー®の講座を構築し始めた頃でしたので、はやくデータ整理のガイドラインを整備していきたい!と感じる場面でした。

講座を制作するにあたって大変だったことはなんですか?

この講座はデジタルデータの整理の理論や考え方をお伝えする講座ですが、
デジタルデータを取り巻く環境や、データとの結びつき、データを持っている経緯は個人によって実にさまざまです。

そのため、パソコンの扱い方など受講者のスキルにはとても大きな違いがあるので、その格差に対してどのようにバランスを取るかという点で苦労をしました。

足りないことを補完しようとすると、パソコン教室になってしまい、認定講座からかけ離れてしまいます。
とはいえ、受講者の知識のレベルを無視するわけにもいきません。

また、パソコン歴が長い人がとても基本的なことをご存知なかったり、逆に、パソコン歴が浅くてもピンポイントで特定の知識をお持ち合わせで、いろんなことをご存知の方もいらっしゃいます。

この講座は特に何か一つテーマを決めてそれができるようになることをめざすワークショップのような形とは違い、理論や考え方をインプットすることができたと認定をする「認定講座」です。その点で価値を作り出す、という点ではこれまでも、これからも課題のように思います。

デジタル整理アドバイザー2級認定講座は、どんな方に受講してもらいたいですか?

ズバリ、パソコンを扱う方にはみなさん、受講していただきたいです。

モノの片付け同様に、デジタルデータの整理も、時間的、経済的、精神的な効果は絶大です。
まして、日々毎日使うパソコンの中のことは、他人任せにできないですし、自分が管理していくしかありません。

企業では、今後必ずデータ管理能力が問われ、そのスキルが必要となってくると思いますし、個人においては、今から、自身のパソコンのデータの管理を始めておけば、確実にデジタル終活にもつながります。

いつかくる「その日」に備えて、データを整理していく第一歩になればと思っています。

最後に、デジタルファイリング・ラボが考える新たな目標があれば、こっそり教えてください。

デジタル整理アドバイザー®を構築しましたが、その前に一人の整理収納アドバイザーでもあります。

そして、今のお片づけブームは、私たち整理収納アドバイザーの活躍や、アドバイザーひとりひとりの情熱やホスピタリティが今のブームの下支えになっていると思っています。

デジタル整理アドバイザーとしても、近い将来誰もが、パソコンの中やデータの整理が当たり前にできるようになり、その影に、デジタル整理アドバイザー®あり!と言われることを目指しています。

デジタルファイリング・ラボは、データの整理だけではなく、
デジタル全般において、ひとりひとりの「得意」が誰かの「苦手」をサポートできる、
そんな関係性を繋いでいくことができると素敵だなと思っています。

また、誰もが気軽に必要なだけの「デジタルスキルの学び」ができる場を提供したいと考えます。
これは、まもなくデジラボのサービスとして立ち上がる予定ですので、楽しみにしていてくださいね。

福永 恵

神奈川県横浜市

株式会社デジタル・ファイリング・ラボ 代表取締役
整理収納アカデミアマスター/整理収納アドバイザー1級

地元短大卒業後、音楽業界に就職。コンサートプロモーター、アーティストマネージャー、PRプランナーを経て、WEB業界に転職。PR業務に携わった際に、業務のオンライン化を企画・提案。某音楽フェスティバルの報道向けの管理サイトに採用され、会員システムなどの構築・運営に長年携わる。 この間に、WEBを中心としたシステム業務に携わり、データ管理、プロジェクト管理に従事。2015年に取得した整理収納アドバイザーという資格をとおして、整理収納理論が家の片付けだけではなく、事業や業務にも活かせることを確信する。 さまざまなプロジェクトで得たデジタル整理の経験をまとめ、デジタルファイリング・ラボを立ち上げる。

デジタルの世界は日進月歩。一つ切り崩した(習得した)と思えば、また次の山が隆起してくる。そんなふうに感じます。しかし、どんな山も基本的なことを理解していれば、その克服方法を見つけ自分の力で克服できる、基本を知っているからこそ、応用に活かせる、そう思います。一緒に学んでデジタルライフを楽しみましょう。

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