パソコンの特定ファイルの保存場所がわからない…?対処法や原因を解説

「保存したはずのファイルが見つからない…」「保存場所がわからない…」そんな経験はありませんか?
パソコンを日常的に使用していると、特定のファイルの保存場所がわからなくなって困ることがあります。特に、締切間近の大事な書類や、あの瞬間にしか撮れなかったスクショ…、なかなか見つからずに焦りやストレスを感じることも。
そもそも、ファイルが見つからなくなる主な原因って何でしょうか?
今回は保存場所がわからない場合の対処法としてパソコン内でファイルを効率よく探す方法や、そもそも見失わないためのコツをご紹介します。
ファイルの保存場所がわからない場合の対処法
特定ファイルの保存場所がわからない場合の対処法としていくつかの基本的な方法を紹介します。
まずは冷静にパソコンと向き合って、以下の手順を試してみてください。
ファイル名で検索する
1. Windowsの場合:エクスプローラーを開き、右上の検索ボックスにファイル名を入力して検索。
2. Macの場合:Finderを開き、画面右上の検索バーにファイル名を入力して検索。
「いやいや、ファイル名なんて覚えてない〜!」ファイル名の記憶が曖昧な場合も、何で作ったファイルか、ぐらいは覚えていると思います。
拡張子(例:.docx、.pdf)や作成日時などを指定して検索すると、ぐっと絞り込めるので発見できるはずです。
最近使ったファイルを確認する
「昨日使ったのに、どこ行った?」そんな時はこれ。多くのOSには「最近使用したファイル」のリストがありますよ!
・Windows:エクスプローラーの「クイックアクセス」に表示されます。
・Mac:Finderの「最近使った項目」から確認できます。
フォルダを指定して、そのフォルダ内を検索する
「たしか、このフォルダに入れたはず…」と、アタリをつけて、フォルダを指定して検索してみましょう。ピンポイントで探せば、見つかる確率もアップ!
特定のフォルダに保存した覚えがある場合は、そのフォルダを指定して検索を行うと効率的です。
ごみ箱を確認する
うっかり削除してしまっている可能性もありますね。そんな時は、ごみ箱の中を確認しましょう。ファイルがあれば、右クリックで「元に戻す」(「戻す」)を選択します。
ゴミ箱に移動させる前の場所に戻せますよ!
クラウドストレージを確認する
「ローカル(パソコン上)に保存したつもりが、保存場所はクラウドだった!」というのもあるあるです。
Google DriveやDropbox、OneDriveなどのクラウドサービスを利用している場合、意図せずクラウド上に保存された可能性があります。クラウドストレージの中も確認してみましょう。
ファイルの保存場所がわからなくなる主な原因
大事なファイルの保存場所がわからなくなるのには、いくつか原因があります。
その主な原因を知れば、「保存場所がわからない…」といった事態を避けられますよ。
フォルダ階層が複雑
複数のフォルダが深く入り組んでいると、どこに保存したのかわからなくなりやすいです。特に、同じ名前のフォルダが複数存在すると混乱!階層はシンプルに限ります〜!
ファイル名のルールを決めていない
ファイルにちゃんと意味を持ったファイル名をつけましたか?「新しいドキュメント」「無題」「最終版(本当の最終)」…そのファイル、絶対に後で見つけられません。
日付やプロジェクト名、中身がわかるファイル名をつけて、未来の自分に親切な名前をつけましょう。
保存場所を意識していない
「デスクトップ」や「ダウンロード」など、初期設定のフォルダに無意識に保存していませんか? 家の中で収納場所を決めていないのと同じこと。どこに行ったか分からなくなって当然ですね。ファイルを保存する時は、フォルダをきちんと選択しましょう。
自動保存設定のミス
クラウドサービスやアプリの設定には、意図しない場所に自動で保存してくれるものもあります。任せっきりにしないで定期的に設定を見直しましょう。
ファイル管理の基本とコツ

ファイルを見失わないための、これだけは心がけたいファイル管理の3つの鉄則をご紹介します。
1. フォルダ構成をシンプルにする
– 階層は3〜4階層以内に収めましょう。
– プロジェクト別や用途別に分類すると、ファイルの行き先が決まります!
2. ファイル名のルールを決める
– 日付+用途+バージョン、この鉄板フォーマットを覚えておきましょう!
– 例:YYYYMMDD_プロジェクト名_バージョン
3. 定期的に整理する
– 毎月1回、不要なファイルを整理する日を決めましょう
– 半年後にはとってもわかりやすい環境ができているはず!
デジタル整理を学ぶなら

もう少し体系的に学んでみたいと思ったら、デジタル整理アドバイザーの資格取得をおすすめします。
デジタル整理アドバイザーは、パソコンの中のデータやファイルをどのように整理すればよいのかを体系的に学べる資格です。単にフォルダを分けるだけでなく、検索性を高めるファイル名のつけ方の工夫や、分類の基準など、学校や職場では教わることのなかった、データ整理の理論や、実践的なデジタル整理術を学べます。
– 効率的なデータ整理の方法
– ミスを防ぐデータの分類とフォルダ整理
– データ管理のコツ
デジタル整理アドバイザー®の資格取得を目指せば、日常業務がぐっと効率化します。
ファイルの保存場所がわからない場合には
ファイルの保存場所がわからなくなる問題、誰でも一度は経験します。大事なのは、焦らないこと。
削除さえしていなければ、必ずパソコンの中にあるはずです。
保存場所がわからず、ファイルが見つからない時は、まずは冷静に「検索機能」や「最近使ったファイル」などを活用してみましょう。そして、同じ状況を繰り返さないように、日頃からのファイル管理の方法を意識してみることが重要です。
ルールを決めて運用するだけで、探し物の時間は劇的に減りますよ!
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