2026.7.6
デジタル整理アドバイザーの資格が誕生して、5年目になります。
そして、株式会社デジタル・ファイリング・ラボとして法人化してから、丸3年を迎えます。
日頃より講座をご受講くださる皆さま、資格取得後も学びを深めてくださる皆さま、そしてデジタル整理の考え方に関心を寄せてくださる皆さまに、心より感謝申し上げます。
今回は、いつものTips的な内容とは少し趣向を変えて、デジタル整理アドバイザーがどのように生まれたのか、そして私たちが今も大切にしていることについて、少し振り返ってみたいと思います。
はじまりは「紙の書類整理」の研究から
デジタル整理アドバイザーの原点は、もともと「紙の書類整理」にありました。
整理収納アカデミアの授業の中で、紙ものをどのように整理すれば、より効率的に管理できるのか。
そして、それを整理収納のロジックをベースにして、最適な書類整理の方法として研究し、ガイドラインを作成し、いずれ講座化できないか。
そんなテーマから、私たちの研究は始まりました。
書類整理は、日々の仕事や暮らしに深く関わっています。
必要な書類をすぐに取り出せること。
不要なものをため込まないこと。
保管すべきものと、処分してよいものを判断できること。
これは、紙の書類であっても、データであっても、今なお変わらず大切な考え方です。
コロナ禍で、一気に変わった書類管理の前提
ところが、研究を始めて間もなく、世の中はコロナ禍に入りました。
在宅勤務やオンライン会議が急速に広がり、仕事の進め方そのものが大きく変わっていきました。
それまで紙で管理していた資料や書類も、紙のままでは業務が進みにくい場面が増えていきます。
会社に行かなければ書類が見られない。
紙で保管しているため、共有に時間がかかる。
担当者しか場所がわからない。
手元に原本がないと確認できない。
こうした状況の中で、紙ものをどう整理するかというテーマは、次第に「紙をデータ化し、そのデータをどのように管理するか」というテーマへと変化していきました。
まさに、時代の流れとともに、私たちの研究テーマも大きく方向を変えていったのです。
紙とデータ、どちらか一方ではなく、目的に合わせて使い分ける
もちろん、紙の書類整理が不要になったわけではありません。
今でも、紙で保管すべきものはあります。
紙で見た方がわかりやすいものもあります。
一方で、データ化することで共有しやすくなったり、検索しやすくなったり、場所に縛られずに確認できるようになったりするものもあります。
大切なのは、紙かデータかを単純に分けることではありません。
紙、つまりフィジカルな情報と、データ、つまりデジタルな情報。
その両方を、目的に合わせてバランスよく管理していくことです。
そして、そのためには「一部の詳しい人だけがわかる方法」では不十分だと考えました。
パソコンに触れる方が、どなたでも同じように理解できる。
必要な情報を迷わず探せる。
自分だけでなく、家族やチームとも共有しやすい。
管理が属人化せず、続けられる。
そんな仕組みが必要だと感じたことが、デジタル整理アドバイザーの資格づくりへとつながっていきました。
多くの声を聞きながら、講座へ
研究を進める中では、アンケートやヒアリングを通じて、のべ1,000件を超えるご意見やお声を寄せていただきました。
どのようなデータ管理に困っているのか。
ファイル名やフォルダ分けで迷うことは何か。
データ化したあと、どこに保存し、どう探しているのか。
家族や仕事仲間と共有するとき、どんな不便があるのか。
実際の声を伺うことで、見えてきたことがたくさんありました。
そして、整理収納アカデミアでの2年間の在籍期間中におおまかな方向性を絞り、そこからさらに1年をかけて講座として形にしていきました。
その後、ハウスキーピング協会の認定を受け、デジタル整理アドバイザー資格として現在に至ります。
振り返ってみると、アカデミアで研究を始めてから7年。
資格が誕生して5年。
そして、株式会社デジタル・ファイリング・ラボとして法人化して3年。
小さな研究から始まった取り組みが、少しずつ形を変えながら、ここまで続いてきました。
仲間とともに育ててきたデジタル整理
そして、この取り組みは、決して私ひとりで形にしてきたものではありません。
整理収納アカデミアでの研究を通じて出会い、現在は弊社役員としてともに歩んでいる有賀照枝、梶岡ルミ子。
そして、法人化後にスタッフとして加わり、今では弊社の活動を支える大切な存在となっているふくちあきこ。
現在はこの4名で、デジタル整理アドバイザーの運営や講座づくり、受講者の皆さまへのサポートに取り組んでいます。
それぞれの経験や視点を持ち寄りながら、日々の仕事や暮らしに寄り添ったデジタル整理をお届けできていることは、弊社にとって大きな力です。
デジタル整理アドバイザーは、研究から始まり、たくさんの方の声に支えられ、そして仲間とともに育ててきた資格です。
デジタル化から、誰も取り残されないために
デジタル化は、これからますます進んでいきます。
仕事の書類も、暮らしの情報も、学びも、連絡も、記録も、あらゆるものがデジタルと切り離せない時代になりました。
便利になる一方で、
「どこに保存したかわからない」
「どれが最新版かわからない」
「共有されたけれど、どう使えばいいかわからない」
「データが多すぎて、かえって不安になる」
という声も増えています。
デジタルは、使いこなせればとても便利です。
けれど、使い方がわからないまま増えていくと、ストレスや不安の原因にもなります。
だからこそ、私たちはデジタル整理が必要だと考えています。
特別に詳しい人だけが管理できる環境ではなく、誰もが安心して使えるデジタル環境をつくること。
必要な情報を、必要なときに、迷わず活用できること。
そして、デジタルが苦手な方も置き去りにせず、それぞれのペースで快適な環境を整えていけること。
それが、デジタル整理アドバイザーが目指している役割です。
これからも、身近なデジタル化を探究していきます
デジタル整理アドバイザーの資格づくりに取り組む中で、ずっと念頭に置いてきたことがあります。
それは、デジタルを難しいものとして遠ざけるのではなく、毎日の仕事や暮らしを快適にするための身近なものとして伝えていきたい、ということです。
デジタル整理というと、ファイルやフォルダ、データ管理を思い浮かべる方も多いかもしれません。
もちろん、それらはとても大切な土台です。
けれど、私たちが日々向き合っているデジタル化は、それだけではありません。
たとえば、身近な写真整理の方法、スマホのアプリ管理、メールの扱い方、デジタルカレンダーの使い方、Googleドライブなどのクラウドサービス。
日常的に使っているツールやサービスの中にも、知っているだけで仕事や暮らしがぐっと便利になる機能がたくさんあります。
写真を探しやすくする。
スマホの画面を使いやすく整える。
メールをため込まずに管理する。
予定を迷わず確認できるようにする。
必要な情報を共有しやすくする。
こうした小さな使いこなしの積み重ねも、快適なデジタル環境をつくる大切な一歩です。
だからこそ、株式会社デジタル・ファイリング・ラボでは、デジタル整理アドバイザーの育成だけでなく、写真整理、スマホ、メール、カレンダー、クラウドサービスなど、身近なデジタル活用を支える講座、サポート、コンサルティングにも取り組んでいます。
一部の詳しい人だけが使いこなせるのではなく、必要とする方が、自分の仕事や暮らしに合わせて無理なく活用できるようにすること。
それも、私たちが大切にしている役割です。
その思いは、現在の弊社の経営理念にもつながっています。
デジタルで快適な環境を。
デジタル整理の力で、笑顔で豊かな毎日を。
株式会社デジタル・ファイリング・ラボは、デジタル化から誰も取り残されない心豊かな社会づくりに貢献していきます。
これからも、デジタル整理アドバイザーの育成を軸に、身近なデジタル化の研究や探究を続け、快適なデジタル環境の促進とサポートに取り組んでまいります。
5年という節目を迎えましたが、デジタル整理はまだまだこれからの分野です。
変化の速い時代だからこそ、基本に立ち返りながら、誰にとってもわかりやすく、続けやすく、安心できるデジタル活用をお届けしていきたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社 デジタル・ファイリング・ラボ
代表 福永恵
デジタル整理アドバイザー® 1級認定講座のご案内
デジタル整理アドバイザー®とは
特定非営利活動法人ハウスキーピング協会が発行する
デジタル整理®の理論に基づき課題解決・提案ができる人材として認める資格です。
近年のデジタル機器の目覚ましい発展により、デジタルデータはパソコンやスマートフォンなどで誰でも簡単に作成することができるようになりました。
2021年9月には内閣府にデジタル庁が発足、デジタルの日も創設され、みなさんもデジタルにふれる機会が多くなったと感じていらっしゃることでしょう。今後私たちが仕事や家庭生活においてストレスなく情報を活用するためには、フィジカル(モノや書類)とデジタル(データ)両方の整理が欠かせません。
しかし、デジタルデータの整理を理論から学ぶ機会はあまりなかったのではないでしょうか。
デジタルデータの整理ができる人とできない人の差はコツや理論の理解度だけで、その知識を取得すれば誰でもデジタルデータの整理ができるようになります。
このデジタル整理アドバイザー認定講座では、個人のデジタルデータの取扱いに特化し、その管理方法等について、わかりやすいガイドラインを学び普及させることを目的としています。
受講後からすぐに取り組めるデジタルデータ管理方法を学ぶことができますので、パソコン初心者にも優しい講座となっております。
ぜひ受講後は、スッキリとしたパソコン環境で仕事の効率化を目指していただければと思います。
デジタル整理アドバイザー®2級・1級について
デジタル整理アドバイザー1級以上を取得されますと
プロのアドバイザーとして活動することが可能です
- さまざまな情報に囲まれた現代において、時間・経済・精神な効果の高い整理方法を用いることができる人
- デジタルを習慣的に扱うことができ、それによって生活がどのように豊かになるかをきちんと伝えることができる人
- すでにデジタルを利用している人にもアドバイスができる人
※チーム間での情報共有やファシリテイトについては1級講座の内容となります。
※1級認定講座・認定認定講師講座からのご受講はできません。必ず2級認定講座からご受講ください。
講座の特徴
オンライン講座ですので、全国どこからでもご受講頂けます。
整理収納アドバイザー理論を応用した、ここでしか学べないオリジナル講座です。
単発で学べるスキルアップ講座もご用意しております。