転職で役立つおすすめ資格5選!取得方法・難易度についても紹介

転職を考えたとき、「何か資格を取得したほうがよいのでは」「未経験の仕事に応募するには、資格が必要なのでは」と思う人も多いのではないでしょうか。

資格は、自分の知識やスキルを客観的に示せるものです。

異なる業種や職種に挑戦するときにも、仕事への関心や学ぶ意欲を伝える材料になります。

ただし、資格を取得すれば、必ず転職に有利になるわけではありません。大切なのは、目指す業界や企業、仕事内容に合った資格を選び、身につけた知識やスキルを仕事でどのように活かせるかまで説明することです。

この記事では、特に事務職やパソコンを使う仕事への転職を考えている人に向けて、幅広い業務に活かしやすいおすすめの資格を5つ紹介します。取得方法や難易度のほか、資格の選び方、履歴書や面接での伝え方についても見ていきましょう。

1. 転職活動で資格が評価される理由

転職活動では、資格の有無だけでなく、実務経験や実績、コミュニケーション力、仕事への取り組み方、応募先との相性などが総合的に評価されます。

そのため、資格の有無だけで採用が決まるとは限りません。一方で、資格には、一定の知識やスキルを身につけていることを採用担当者に分かりやすく伝えられるメリットがあります。

転職活動で資格が役立つ場面は、大きく次の3つに分けられます。

1-1.応募に資格が必要な場合

仕事によっては、特定の資格を持っていることが応募条件や、業務を行うための条件になっています。このような仕事では、資格の取得が転職への具体的な一歩になります。

まずは希望する職種の求人情報を調べ、資格が必須条件になっているかを確認しましょう。

1-2.歓迎条件として評価される場合

求人票の「歓迎する経験・資格」などに、資格名が記載されている場合です。

必須条件ではなくても、関連する知識を持っていることや、仕事に向けて準備している姿勢を示せます。応募者が複数いる場合には、関心や意欲を伝える材料の一つになる可能性があります。

1-3.仕事に必要な基礎力を示せる場合

求人票に資格名が書かれていなくても、パソコン操作、IT、会計、デジタルデータの管理などに関する知識は、多くの仕事で活かせます。

この場合は、資格名だけを伝えるのではなく、「資格取得を通して何を学び、何ができるようになったか」を説明することが重要です。

例えば、MOSであればOffice製品を使ってどのような資料を作成できるのか、デジタル整理アドバイザー®であれば、データをどのように整理して仕事に活かせるのかまで伝えると、実務とのつながりが分かりやすくなります。

2. 転職で役立つ資格の選び方

資格を取得するには、学習時間や受験料、講座の受講料などが必要です。取得してから「思っていた仕事では活かせなかった」とならないよう、目的を明確にして選びましょう。

2-1.目指す業界・職種から選ぶ

まずは、興味のある業界や職種の求人情報を複数確認してみましょう。

必須資格や歓迎資格だけでなく、「パソコンの基本操作」「Excelを使用した集計」「会計の基礎知識」「クラウドサービスを使った情報共有」など、仕事内容や求められるスキルにも注目します。

複数の求人で繰り返し登場するスキルがあれば、それを学べる資格は、転職後の仕事にもつながりやすいと考えられます。

2-2.取得する目的から選ぶ

資格を取る目的は、人によって異なります。

  • 未経験の仕事に挑戦するため
  • 現在のスキルを客観的に証明するため
  • 苦手分野を基礎から学ぶため
  • 転職後に役立つ実務能力を身につけるため
  • 将来のキャリアアップにつなげるため

目的が明確になると、自分に必要な資格だけでなく、資格取得後に取り組むべきことも見えやすくなります。

知名度の高い資格をやみくもに取得するのではなく、「その資格を取得することで、自分は何ができるようになりたいのか」を考えてみましょう。

2-3.難易度・学習方法・費用を確認する

資格によって、独学で対策しやすいもの、講座を受講して取得するもの、実技試験があるものなど、取得方法は異なります。

仕事を続けながら学ぶ場合は、必要な学習時間や試験日だけでなく、オンラインで学べるか、近くに試験会場があるか、自分のパソコン環境で練習できるかなども確認しましょう。

難易度の高さだけで選ぶのではなく、自分が無理なく学習を続けられるか、学んだ内容を仕事で活かせるかという視点も大切です。

3. 転職で役立つおすすめ資格5選

ここからは、事務・経理・IT関連をはじめ、パソコンを使う幅広い仕事で活かしやすい資格を紹介します。

難易度は、これまでの学習経験や実務経験によって感じ方が異なるため、目安としてご覧ください。

資格主に役立つ仕事取得方法難易度の目安身につく主な力
MOS一般事務・営業事務・総務など科目ごとの実技試験に合格一般レベルは比較的挑戦しやすいOffice製品の操作
ITパスポートIT・事務・営業などCBT方式の国家試験に合格基礎~中程度IT・経営・情報セキュリティの基礎
日商簿記経理・財務・事務・営業など統一試験またはネット試験に合格3級は基礎、2級は中程度以上会計・経営数字の理解
FP技能検定金融・保険・不動産・総務などCBT方式の学科・実技試験に合格3級は基礎、2級は中程度
税金・保険・年金などの知識
デジタル整理アドバイザー®2級パソコンを使う幅広い仕事オンライン認定講座を受講・修了初めてでも学びやすいデジタルデータを整理・活用する力

パソコン操作を身につけたい人はMOS、IT全般の基礎を学びたい人はITパスポート、会社のお金を理解したい人は日商簿記が候補になります。

金融や暮らしに関わるお金の知識を学びたい人にはFP技能検定、デジタルデータを探しやすく活用できる状態に整えたい人には、デジタル整理アドバイザー®が向いています。

3-1.MOS

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、WordやExcel、PowerPointなど、Microsoft Office製品の操作スキルを証明できる資格です。

一般事務や営業事務、総務、人事など、パソコンを使用する仕事を目指す人に適しています。特にExcelは多くの企業で利用されているため、表やグラフの作成、数式や関数の使用などのスキルを身につけておくと、実務にも活かしやすいでしょう。

MOSは、Office製品やバージョンごとに試験が分かれています。WordとExcelには一般レベルと上級レベル(エキスパート)があり、最初からエキスパートを受験することも可能です。 

試験では、試験会場のパソコンを実際に操作して課題に取り組みます。市販の教材などで操作方法を学び、模擬試験を繰り返して試験画面や出題形式に慣れておくとよいでしょう。

難易度は受験科目やレベルによって異なりますが、基本操作を扱う一般レベルは比較的挑戦しやすい資格です。すでに仕事などでOffice製品を使っている人も、普段あまり使っていない機能まで練習することで、操作への理解を深められます。

転職活動では、「MOSを取得しました」だけで終わらせず、「Excelで関数を使った集計ができる」「Wordで表を含む文書を作成できる」など、できる操作を具体的に伝えましょう。

MOSは、事務職を目指している人や、Office製品の操作力を客観的に示したい人におすすめです。

3-2.ITパスポート

ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明できる国家試験です。

IT技術だけでなく、企業活動や経営戦略、プロジェクト管理、システム開発、情報セキュリティなど、職業人に必要とされる知識を幅広く学べます。

IT業界への転職を目指す人だけでなく、仕事でパソコンやクラウドサービス、業務システムなどを利用する人にもおすすめです。多くの職場でITツールが使われるなか、安全かつ適切に活用するための基礎知識は、業種を問わず重要になっています。

試験はCBT方式で随時実施され、試験会場のパソコンを使って解答します。試験時間は120分、出題数は100問で、四つの選択肢から答えを選ぶ形式です。

出題範囲が広いため、ITに慣れていない人は難しく感じるかもしれませんが、プログラミングの実技試験ではなく、職業人が共通して備えておきたい基礎知識を問う試験です。

用語だけを暗記するのではなく、仕事のどのような場面に関係する知識なのかを考えながら学ぶと、理解しやすくなります。公式サイトで公開されている問題も活用し、教材で知識を学んだあとに問題演習を繰り返して、苦手分野を確認しましょう。

転職活動では、「情報セキュリティの基礎を理解している」「IT用語を理解し、社内システムやクラウドサービスを安全に利用する意識がある」など、応募先の仕事と結びつけて伝えるとよいでしょう。

ITを利用する仕事に必要な基礎知識を、幅広く身につけたい人に向いています。

企業のデジタル化を支える人材や、仕事で求められるデジタルスキルについて詳しく知りたい人は、次の記事もあわせてご覧ください。

デジタル人材とは?定義・IT人材との違いや必要なスキルを解説 (関連リンク)

3-3.日商簿記

日商簿記は、企業のお金の流れを記録・計算し、経営成績や財政状態を明らかにするための知識と技能を証明する資格です。

経理や財務の仕事はもちろん、一般事務や営業、販売などでも役立ちます。売上や仕入れ、利益、経費といった数字の仕組みを理解できるため、業種を問わずビジネスの基礎知識として活かせるでしょう。

初めて簿記を学ぶ場合は、基本的な商業簿記を扱う3級からの挑戦がおすすめです。3級では、企業の日常的な取引を記録し、決算書を作成するための基礎を学びます。

経理職への転職を本格的に目指す場合や、より専門的な会計知識を身につけたい場合は、2級も選択肢になります。

3級は簿記初心者でも挑戦しやすいレベルですが、借方・貸方、勘定科目、仕訳など、初めて触れる人には独特に感じられる考え方があります。テキストを読むだけでなく、仕訳問題を繰り返し解くことが大切です。統一試験のほか、会場のパソコンで受験するネット試験も実施されています。

私の会社員時代を振り返ると、簿記を取得したことで、会社のお金の流れや会計の基本が身についただけでなく、ビジネスを見る視点も変わりました。

「これは経費として申請できるのか」「この企画は、コスト面を考えて採算が取れるのか」など、「会社に利益を残すにはどうすればよいか」を、もう一段深く考えながら仕事ができるようになったと実感しています。

経理担当者でなくても、会社のお金の流れを意識して仕事ができることは強みになります。転職活動では、資格取得を通して数字への理解がどのように深まったのか、仕事への向き合い方がどう変わったのかまで伝えるとよいでしょう。

日商簿記は、経理職を目指す人だけでなく、会社のお金の流れを理解し、数字を意識して仕事をしたい人にも向いています。

3-4.ファイナンシャル・プランニング技能検定

ファイナンシャル・プランニング技能検定は、税金、保険、年金、資産運用、不動産、相続など、暮らしに関わるお金の知識を問う国家検定です。学科試験と実技試験の両方に合格すると、「ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗ることができます。

金融・保険・不動産業界への転職を考えている人に特におすすめです。また、総務や人事、福利厚生などに関わる仕事でも、社会保険や年金に関する知識を活かせる場合があります。

初めて学ぶ人は、3級から挑戦するとよいでしょう。3級は基本的な内容が中心ですが、出題分野が幅広いため、全体を計画的に学ぶ必要があります。テキストで全体像を把握したうえで、問題集や公開されている問題に取り組むと、知識が定着しやすくなります。

2級・3級は、原則として学科・実技ともにCBT方式で実施されています。受検を考える際は、実施団体の公式サイトで受検資格や試験日程、試験方式などの最新情報を確認しましょう。

この資格の特徴は、仕事だけでなく、自分や家族の家計管理、保険の見直し、住宅購入、資産形成、相続などにも知識を活かせることです。

ただし、転職活動で「生活に役立つ資格を取りました」と伝えるだけでは、応募先にとってのメリットが十分に伝わりません。

「お客様の状況を理解するために活かしたい」「社会保険や福利厚生に関する基礎知識を業務に役立てたい」など、希望する仕事との関係を説明しましょう。

FP技能検定は、金融・保険・不動産分野への転職を考えている人や、暮らしと仕事に関わるお金の知識を幅広く学びたい人に向いています。

3-5.デジタル整理アドバイザー®

パソコンを使う仕事への転職を考えている人には、デジタル整理アドバイザー®もおすすめです。

仕事では、文書、表、画像、メールの添付ファイルなど、さまざまなデジタルデータを扱います。しかし、パソコンの操作方法を学ぶ機会はあっても、作成したデータをどのように分類し、どこに保存し、どうすれば必要なときにすぐ見つけられるのかを体系的に学ぶ機会は、意外に少ないものです。

必要なデータをすぐに見つけられない状態では、探すことに時間がかかります。さらに、同じファイルを複数保存する、古いデータを誤って使用する、必要な情報を共有できないといった問題につながることもあります。

デジタル整理アドバイザー®2級で学べること

デジタル整理アドバイザー®2級認定講座では、整理収納の考え方をベースに、個人のパソコン内にあるデジタルデータを整理する方法を体系的に学びます。

単にフォルダをきれいに並べる講座ではありません。「何のために整理するのか」を明確にしたうえで、必要な情報を選び、分かりやすく分類し、活用しやすい状態に整える力を身につけます。

講座はオンラインで受講できるため、仕事や転職活動と両立しながら学びやすい点も特徴です。講座終了後には、学んだ内容を確認するオンラインテストがあります。満点を取るまで繰り返し取り組み、講座を修了すると認定証が発行されます。

MOSがOffice製品の操作スキル、ITパスポートがITや企業活動に関する基礎知識を証明する資格であるのに対し、デジタル整理アドバイザー®は、日々増え続けるデータを整理し、仕事で活用しやすい環境をつくる力を学ぶ資格です。

それぞれ学ぶ内容が異なるため、MOSやITパスポートと組み合わせて取得するのもおすすめで、パソコンを使う仕事の基礎力を高められます。

転職活動では「整理した結果」まで伝える

転職活動では、資格名だけでなく、身につけたスキルを具体的に伝えることが重要です。

例えば、次のような内容です。

  • 保存場所に迷わないフォルダ構成を考えられる
  • 分かりやすいファイル名を付けられる
  • 必要なデータと不要なデータを判断できる
  • ファイルの重複や古いデータの誤使用を防げる
  • 必要な情報を探しやすい状態に整えられる

現在使っているパソコンを実際に整理し、「必要なファイルを見つけやすくなった」「保存場所に迷うことが減った」などの変化があれば、それも自分の経験として伝えられます。

デジタル整理アドバイザー®2級は、ファイルの保存場所に迷うことが多い人や、必要なデータを探す時間を減らし、パソコンを使った仕事を効率よく進めたい人に向いています。

共有データの整理を学ぶデジタル整理アドバイザー®1級

2級で自分のパソコン内を整理する力を身につけたあと、共有データの整理や職場の仕組みづくりまで学びたい人には、1級という選択肢もあります。

デジタル整理アドバイザー®1級では、個人のパソコン内だけでなく、複数人で利用する共有データを対象に、分類方法、フォルダ構成、ファイル名、保存や運用のルールなどを設計する方法を学びます。

共有フォルダは、作成した人によって分類方法やファイル名が異なると、必要な情報を探しにくくなります。整理後の状態を維持するには、フォルダを作り直すだけでなく、利用する人が迷わず守れるルールを考えることが必要です。

実際に、共有フォルダの整理や社内の情報共有に課題を感じている中小企業の経営者や社員の方にも受講いただいています。

共有データを整理し、複数人が情報を活用しやすい仕組みを考える力は、総務、事務、情報管理、業務改善などに関わる仕事でも活かせるでしょう。

私自身、複数の会社や団体の運営に携わるなかで、多くのデジタルデータを扱ってきました。必要な情報を探すことに時間がかかったり、保存場所やファイル名が担当者によって異なることで、情報共有がスムーズに進まなかったりする場面も経験しています。

こうした経験から、デジタルデータは、一度きれいに整理するだけでは不十分だと感じています。誰が利用しても必要な情報にたどり着けるように分類し、分かりやすいルールを決め、継続して運用できる仕組みをつくることが大切です。

4.資格選びで失敗しないための注意点

転職を意識して資格を取得するときは、「資格を取ること」自体が目的にならないよう注意しましょう。

4-1.目的を決めずに資格を増やさない

資格を数多く持っていても、応募する仕事との関係を説明できなければ、十分なアピールにならない場合があります。

資格を選ぶ前に、次の点を確認しましょう。

  • 応募したい仕事では、どのような能力が求められているか
  • その資格で、必要な知識やスキルを学べるか
  • 学んだ内容を現在の仕事や日常で実践できるか
  • 資格取得後に、さらに伸ばしたい能力は何か

目指す仕事を明確にし、その仕事に必要な知識やスキルを補える資格を選ぶことが大切です。

4-2.資格取得のために転職活動を先延ばしにしない

求人によっては、資格を取得していなくても、勉強中であることや、入社後に取得を目指す意思を伝えられる場合があります。

資格の取得を待っている間に、希望する求人の募集が終了してしまう可能性もあります。資格を取得してから応募するべきか、学習と転職活動を並行するかは、求人の応募条件や転職を希望する時期を踏まえて判断しましょう。

4-3.学んだ知識を実際に使ってみる

資格の勉強で得た知識は、実際に使うことで理解が深まります。

MOSならWordやExcelで資料を作成する、簿記なら会社の数字を見る視点を持つ、デジタル整理アドバイザー®なら自分のパソコン内を整理するなど、学んだことを具体的な行動につなげてみましょう。

未経験の仕事を目指す場合でも、小さな実践を重ねることで、「知識がある」だけでなく、「学んだことを使った経験がある」と伝えやすくなります。

5.資格を履歴書・面接でアピールする方法

資格を転職活動に活かすには、履歴書に記載するだけでなく、応募先の仕事との関連性を伝えることが大切です。

5-1.履歴書には正式名称で記載する

資格は、原則として正式名称で記載します。取得年月も正確に確認しましょう。

勉強中の資格については、応募先との関連性があり、取得予定時期を説明できる場合に、「取得に向けて勉強中」と記載する方法もあります。ただし、取得済みと誤解されない表現にすることが必要です。

5-2.資格を取得した目的を伝える

面接では、「なぜその資格を取ったのか」を説明できるようにしておきましょう。

「転職に有利そうだったから」だけではなく、自分の課題や目指す仕事と結びつけて伝えます。

事務職への転職を考え、業務で必要になるExcelの操作を基礎から身につけるためにMOSを取得しました。

仕事で扱うデータを探すことに時間がかかっていたため、デジタル整理の方法を体系的に学び、実際にパソコン内のフォルダ構成を見直しました。

取得した理由が具体的であれば、自分の課題を把握し、必要な学びに取り組める人であることも伝わります。

5-3.学んだ内容と実践後の変化を伝える

資格を取得した事実だけでなく、学んだ内容や、その結果起きた変化まで伝えると説得力が高まります。

次の順番で整理してみましょう。

  1. なぜ、その資格を取得しようと思ったのか
  2. 資格取得を通して何を学んだのか
  3. 何ができるようになったのか
  4. 仕事や日常でどのように実践したのか
  5. 応募先でどのように活かしたいのか

例えば、「デジタル整理を学びました」だけでなく、「フォルダ構成とファイル名を見直した結果、必要なデータを探す時間が減りました。その経験を、事務業務の効率化にも活かしたいです」と説明すると、資格と仕事のつながりが伝わりやすくなります。

6.転職で役立つ資格を取得するなら

転職で役立つ資格は、目指す業界や職種によって異なります。資格を選ぶ前に求人情報を確認し、企業が求めている知識やスキルを把握することが大切です。

パソコン操作ならMOS、ITの基礎ならITパスポート、会計知識なら日商簿記、暮らしや仕事に関わるお金の知識ならFP技能検定が候補になります。

ファイルの保存場所に迷う、必要なデータを探すことに時間がかかるといった課題を感じている人は、デジタル整理アドバイザー®2級認定講座も検討してみてください。

資格取得はゴールではありません。学んだ内容を現在の仕事や日常のパソコン作業で実践し、「何ができるようになったのか」「転職後の仕事にどう活かしたいのか」を、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。

私自身、長年仕事に携わるなかで、整理の考え方は、業種や職種を問わずさまざまな場面で活かせるスキルだと実感しています。

必要な情報を選び、分かりやすく整理し、必要なときにすぐ活用できる人は、職場の業務を円滑にする頼もしい存在になれるでしょう。

自分が目指すキャリアを明確にしたうえで、転職後の仕事に活かせる資格を選んでください。

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このコラムを書いた人:有賀 照枝
(株式会社デジタル・ファイリング・ラボ 取締役/デジタル整理アドバイザー®認定講師

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