【パソコン整理】空き容量を増やす方法・コツを解説

最近、パソコンの動きが「もっさり」していませんか?
それ、実は空き容量不足のサインです。
つい「あとで整理しよう」と思って放置したデータファイルが、気づけばパソコンのストレージをギュウギュウにしているんです。

「どれも必要そうで削除できない…」と言いつつ、
クローゼットを開けたら服が雪崩れ込む——そんな現象、デジタルの世界でも起こります。
今回はそんな“パソコンの押し入れ”をスッキリさせて、空き容量を増やす方法コツをわかりやすく解説します。

パソコンの空き容量が不足するとどうなる?

パソコンのストレージ(=データを保存する場所)が限界に近づくと、いろんな不具合が起きます。
たとえば——

  • 動作が遅くなる(マウスの動きがワンテンポ遅い…)
  • システムの更新ができなくなる
  • 新しいアプリインストールできない
  • 写真やファイル保存できない
  • 「空き容量が不足しています」と警告が出る

つまり、パソコンが「お腹いっぱいで動けない状態」なんです。
人間もパンパンに詰め込むと動けなくなりますよね。パソコンも同じです。

パソコンの空き容量の確認方法

Windowsの場合

  1. エクスプローラーを開きます(フォルダのマークをクリック)
  2. 左のメニューから「PC」を選びます
  3. 「ローカルディスク(C:)」の下に青いバーが見えます
     → このバーがいっぱいなら、ストレージが限界に近いサイン!

ヒント:
Cドライブの使用量が8〜9割を超えている場合は、早めの整理を。下がるのと同じです。

Macの場合

  1. 画面左上のAppleメニューをクリック
  2. このMacについて」を選択
  3. ストレージ」タブを開くと、データの種類別に使用量が見えます
  4. 管理」をクリックすると、不要なファイル削除やiCloudへの移動を提案してくれます

ヒント:
「ストレージの最適化」をオンにすると、見終わった映画などを自動で削除。
まるで“デジタルの家政婦さん”が働いてくれているような安心感です。

【パソコン整理】空き容量を増やす方法・コツ

不要なファイル・アプリを削除する

まずは「もう使っていないけど居座っている」データを見つけましょう。

  • 終了した案件のファイル
  • 使わないアプリ
  • ダウンロードしたまま忘れているPDFやZIP

思い切って削除
「一応取っておくか…」の積み重ねがストレージを圧迫します。
不安なら「削除前フォルダ」を作って1週間保留するのも◎。

クラウドストレージに移動する

次は、「残したいけど今はいらない」データクラウドストレージ移動
Google ドライブやOneDrive、Dropboxなどが定番です。

スマホや他の端末からも見られるうえ、バックアップにもなって安心。
ただし、システムや個人情報が含まれるものは慎重に扱いましょう。

外付けHDD・SSDを活用する

「クラウドはちょっと不安…」という方は、外付けHDDSSDを。
最近は1TBでも手頃な価格で購入できます。

動画や写真などの大容量データをこちらに保存すれば、
パソコン本体のドライブにゆとりが生まれます。

ポイント:
移動した後、元データを本体から削除するのを忘れずに!

ダウンロードフォルダを整理する

「とりあえず保存」でいっぱいになりがちなダウンロードフォルダ。
不要な書類や重複ファイルを削除し、必要なものは別フォルダへ移動
「週末5分だけチェック」が続けやすい習慣です。

ゴミ箱を空にする

「削除したのに空き容量が増えない…」と思ったら、ゴミ箱を確認!
ゴミ箱の中身もストレージを圧迫しています。
削除したら「空にする」で完全消去。

自動化のコツ:
設定 → システム → ストレージ → ストレージセンサーをONにすると、
一定期間後に自動削除してくれます。

システムファイルのクリーンアップを行う

Windowsの場合

Windowsには「ディスク クリーンアップ」機能があります。
古いシステムの更新データや一時ファイルをまとめて削除してくれる、
いわば“お掃除ロボット”的存在。

  1. 検索バーに「ディスククリーンアップ」と入力
  2. 対象ドライブ(C:)を選択
  3. 「システムファイルのクリーンアップ」をクリック

数GB単位で空き容量が増えることもあります

Macの場合

Macでは「ディスククリーンアップ」という名前の機能はありませんが、
同じような効果を持つツールがあります。

  1. Appleメニュー → 「このMacについて」 → 「ストレージ」
  2. 「管理」をクリック
  3. 「iCloudに保存」「不要なファイルを削除」「ゴミ箱を自動的に空にする」などを選択

また、「ストレージの最適化」をオンにすると、
見終わった映画や古い添付ファイルを自動で削除してくれます。
まるで気づかぬうちに掃除してくれる“デジタル家政婦さん”です。

デジタル整理術を学ぶなら

「整理しても、またすぐいっぱいになる…」
そんな方は、“片づけの仕組み”を見直すタイミングかもしれません。

パソコンやクラウド上のデータ整理を体系的に学べるのが、
私たち 「デジタル整理アドバイザー®」 の講座です。

単なる削除テクではなく、

  • データの分類方法
  • ファイル名のつけ方
  • フォルダ構成の整え方

など、“使いやすく維持できる整理”を学べます。

パソコンを整理して空き容量を増やすなら

空き容量は、ただの数字ではなく「心の余裕」そのもの。
いっぱいになったストレージは、作業効率も気分も圧迫します。

重要なのは「削除」だけでなく、
どこに・何を・どう保存し、どう移動させるかという“仕組み化”。
あなたのパソコンも、そろそろスッキリさせてみませんか?整理が終わった瞬間、驚くほど軽やかに動き出す——
それが、デジタル整理®の力です。

アナタも『デジタル整理®』を学びませんか?

このコラムを書いた人:福永 恵(株式会社デジタル・ファイリング・ラボ代表)
デジタル整理®の力で、誰もが快適に働ける環境を。
整理収納アドバイザー、ScanSnapプレミアムアンバサダー。
パソコンにも心にも、“余白”というご褒美を。