PCデスクトップの簡単整理術!基本やコツを紹介

気づけばデスクトップがアイコンでいっぱい…。
「どこに保存したっけ?」と探す時間が増えていませんか?

本来デスクトップは“机の上”のような存在。せっかく広い机(=モニターやPC性能)があっても、ペンやノート、お菓子や不要なチラシ、大事な契約書まで出しっぱなしでは宝の持ち腐れです。ペン一本探すのにも時間がかかり、作業効率も気分もダウン…。

この記事では、PCデスクトップ整理の重要性と実践方法を、デジタル整理アドバイザー®の視点で紹介します。

デスクトップの整理が重要な理由

机の上が散らかっていると作業効率が落ちるように、PCデスクトップも作業効率に影響しますので整理が欠かせません。

作業効率がアップする
必要なファイルをすぐ開けることで「探す時間」を削減。

誤操作の防止&セキュリティ対策になる
似た名前のファイルが並ぶと削除や上書きのミスが起きやすくなります。さらに最近は、メール誤送信の原因に「添付ファイルの間違い」が多いとも言われています。ファイルが整理されていれば、古い資料や全く違う画像を誤って送るリスクも減り、情報漏えい防止にもつながります。

パソコンの軽快さを保てる
デスクトップにファイルが多いと起動や動作が重くなる原因に。

気持ちのリセットにもなる
乱れた画面は心の乱れともリンク。整理された画面は「仕事モード」に切り替えるスイッチになります。

【PC】デスクトップの簡単整理術

それではここから、デスクトップの簡単整理術を紹介します。

方法・流れ(デジタル整理アドバイザー式)

【ステップ0】現状把握とバックアップ
まずは机の上のものを全部バックアップをとりましょう。これは「しまった!あれは削除しちゃダメだった!」を回避するため。バックアップを取ってから整理を始めましょう。OS標準のバックアップ機能を使うのも安心です.

【ステップ1】分類のねらいを決める
「仕事」と「プライベート」に大きく分けるのがおすすめ。机に旅行パンフと契約書が混ざっていたら効率が下がるのと同じです。

【ステップ2】仮置きフォルダで一時分類
散らかった机の書類をとりあえず引き出しに入れるように、フォルダ分けします。
まずは「01_仕事」「02_プライベート」「03_一時保管」「04_処理不要」の4つの引き出し(フォルダ)を作り、全部をそこへ。目的は“机の上のものを一旦引き出しにしまう”ことです。

【ステップ3】グループ化して階層を作る
今度は、引き出しを仕切って「ペン」「ノート」「領収書」と分けるイメージ。仕事なら「顧客別」「経理」「資料テンプレ」、プライベートなら「学校」「旅行」「趣味」などに分けていきます。フォルダの中に、また新しいフォルダを作成して分類することで、整理の効果が長続きします。

【ステップ4】命名ルールを決める(ラベル貼り)
ファイル名はラベルと同じ。「20250929_提案書_A社_v1.2.pptx」とすれば、一つ一つファイルを開けて確認しなくても一目で内容がわかります。
・日付を先頭に(YYYYMMDD)
・種類を明確に(提案書・議事録など)
・内容を具体的に(顧客名・テーマ)
曖昧な「新しいフォルダ(3)」は、机の引き出しに「その他」と書くのと同じでNGです。

ステップ5:格納して完了
ラベルを整えたら定位置へ戻し、残ったものは「一時保管」か「処理不要」へ。不要ならゴミ箱へ。机の上が空いてこそ、本来の作業スペースが戻ります。

維持のコツ
・新しいファイルはまず「一時保管」へ
・「一時保管」はそのままにしないで週末に見直し
・月1回は棚卸しして不要なものを処分

ポイント・コツ

5秒ルール
必要なファイルは5秒以内に開ける状態に。あくまで目安ですが、「迷わずサッとクリックできる」ことが大切。もし探すのに時間がかかるなら、整理や配置を見直すサインです。

アイコンは5〜10個程度に
デスクトップに置くのは、すぐに取り出す使用頻度の高いものだけに。机の上も、よく使うペンやノートだけを出しておく方が作業がスムーズになります。必要以上に置かないことで、画面全体が見渡しやすくなり、快適さもアップします。

よく使うものは左上に
Windowsなら左上、Macなら右側に自動整列されるなど環境によって違いがあります。大切なのは「自分が一番取りやすい場所」に置くこと。机でもよく使うペンを手元に置くように、よく使うファイルやアプリは視線が届きやすい場所に配置しましょう。

壁紙を工夫
無地やシンプルな壁紙に変えるとアイコンが際立ちます。市松模様や仕切り付きの壁紙は“下敷き”や“仕切り板”のように役立ち、自然に整理された印象を作れます。

クラウドと連携
GoogleドライブやDropboxなどを使えば、デスクトップをすっきり保ちながら保存とバックアップも同時に。整理を助ける専用ソフトやアプリを組み合わせるのも有効です。机の上に必要最低限だけ残して、収納は外部の棚に任せる感覚です。

デジタル整理術を学ぶなら

「もっと本格的に整理術を学びたい」という方には、デジタル整理アドバイザー®認定講座 がおすすめです。

デジタルデータの整理では、まず 分類(フォルダ構成) と ネーミング が肝心です。どこに入れるかをルール化しておけば検索性が高まり、ファイルを開かなくても中身が分かる名前を付ければ迷子を防げます。そして、チームで使うなら誰もが同じやり方で探せるようにする 共有ルール が欠かせません。

講座では、この「分類」と「ネーミング」を中心に、保存ルールや運用の工夫まで、実務に直結する整理術を体系的に学べます。

デスクトップの整理術をチェック

AIを導入する前に、まずは現場のデータ整理の環境が整っているかを確認しましょう最後におさらいです。

  • 整理で「探す・迷う・間違える」が減り、効率も安心もアップ
  • 流れは「削除 → 仮置き → グループ化 → 命名 → 格納」
  • コツは「5秒ルール」「アイコン10個以内」「壁紙工夫」「クラウド活用」

デスクトップは、あなたの“仕事机の上”。
お菓子と契約書が同居していたら落ち着かないのと同じで、整理は効率だけでなく 誤送信や情報漏えいを防ぐ安心の整理術 です。

今日からぜひ、デスクトップ整理を始めてみてください。

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