ファイル共有の主な方法を解説!それぞれのメリット・デメリットも

仕事やプライベートで作成した資料や画像、動画などのファイルを、職場のチームのメンバーや友人と共有する機会は多くありますよね。

その共有方法は一つではなく、用途や相手の環境によって最適な手段が異なります。

今回は、ファイル共有の主な方法と、それぞれのメリット・デメリット、注意点についてお伝えします。

ファイル共有が必要な場面

ファイル共有は、単にデータを送信するだけでなく、共同作業や情報共有を円滑に進めるための重要な手段です。具体的な場面としては以下が挙げられます。

  • 業務資料のやり取り
    社内や取引先とプレゼン資料、企画書、契約書などを共有するケース
  • 共同作業
    複数人で同じドキュメントを編集しながら作業するケース
  • 写真・動画の配布
    イベント写真やPR動画を関係者に配布するケース
  • 大容量ファイルの送信
    メール添付では送れない容量のデータを渡すケース

これらを共有するケースでは、スピード・安全性・操作のしやすさが重要なポイントになります。

ファイル共有の主な方法

ファイル共有には、フィジカルで物理的な媒体を使う方法から、デジタルでインターネットを経由する方法までさまざまな選択肢があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

USBメモリ

USBメモリは、パソコンのUSBポートに差し込んでデータを保存・取り出しする、手のひらサイズの以下の記憶媒体です。
ネット環境がなくても利用でき、シンプルでわかりやすい方法です。


●メリット
 ネット環境が不要
 操作が簡単で誰でも使える
 大容量データも高速で移動可能

●デメリット
 破損・紛失・盗難のリスク
 ウイルス感染の可能性
 物理的な受け渡しが必要

メール

メールでのファイル共有は、添付機能を使って相手にデータを送信します。
ビジネスからプライベートまで広く普及、定着している手段といえます。

●メリット
 メールアカウントがあればすぐ送れる
 メッセージと一緒に送信可能
 特別なツールをインストール不要

●デメリット
 添付容量に制限(一般的に数MB〜25MB)
 誤送信による情報漏えいのリスク
 大量のファイル送信には不向き

ファイル共有サービス

ファイル共有サービスは、大容量のデータを一時的にクラウドにアップロードし、相手にダウンロードURLを送って受け渡す方法です。
GigaFile便やFirestorageなどがよく知られているサービスです。

●メリット
 大容量ファイルを一時的に送信できる
 相手は会員登録不要で受け取れる場合が多い
 有効期限を設定できる

●デメリット
 一定期間でデータが削除される
 無料版は広告表示や容量制限あり
 公衆Wi-Fi利用時のセキュリティリスク

クラウドストレージ

クラウドストレージは、インターネット上のサーバーにデータを保存し、URLや共有機能を使って他のユーザーと共有できるサービスです。
代表的なものにはGoogle Drive、Dropbox、OneDriveなどがあります。

●メリット
 インターネット環境があれば様々なデバイスからアクセス可能
 複数ユーザーで同時編集が可能
 自動バックアップ機能がある場合が多い

●デメリット
 ネット環境が必須
 無料プランは容量制限あり
 誤ったアクセス権限設定による情報漏えいリスク

ファイル共有に関する注意点

ファイル共有には多くのメリットがありますが、トラブルや情報漏えいなどのリスクを回避するには、次のような注意点を押さえておく必要があります。

  • アクセス権限の管理
    必要なユーザーだけがアクセス、また編集できるようにするなどの設定をする。
  • パスワード設定
    重要なデータには必ずパスワードを設定し、別ルートで伝える。
  • 期限付き公開
    不要になったら共有リンクを削除し、公開期間を限定する。
  • セキュリティ対策
    ウイルスチェックや暗号化機能を活用する。

ファイルを共有する際には

ファイル共有の方法は複数あり、それぞれに適した用途があります。

例えば、小容量データならメール、大容量データの一時送信ならファイル共有サービス、大容量データの共有や共同作業ならクラウドストレージ、といった具合です。
大切なのは、「安全・確実・効率的」に共有できる方法を選ぶことです。

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